学校ブログ

　そう、これは瓦です。瓦は瓦でも鬼瓦と呼ばれているものです。屋根のこの部分に使われるもので、建物の魔除けとして鬼の飾りにしたことが多かったので、そう呼ばれるようになりました。今では鬼のデザインでなくても、この部分に使う瓦はみんな鬼瓦と呼んでいます。



　この鬼瓦は、東小学校の校舎の屋根に使われていた鬼瓦なんです。明治時代に建てられた昔々の校舎です。



　で、ここに彫られている文字ですが、なんていう文字に見えますか？漢字で学校の「学」という文字のようにも見えますが、何か変ですよね？




「学」という文字ならこうなんですが、瓦の方はちょっと違いますね。拡大してみます。ね？





　実はこの部分、この文字が使われているんです。これは下にるをつけて「叱る」と読みます。



　じゃあなぜ「学」という字ではなくて、ここに「叱る」なんて字を使ったのでしょうね？
　それは、学校では先生に叱られることがあるからです。叱られて、学ぶこともあるからです。
　校長先生は、東小の先生方に、皆さんのいいところをいっぱい見つけて、いっぱい褒めてくださいとお願いしています。先生方は皆さんを認めて、励まして、いっぱい褒めようと頑張ってくれています。
　でも、悪いことややってはいけないこと、人の迷惑になるようなことをしていたら叱ります。「悪いことは悪い」「ならぬ事はなりませぬ」と厳しく叱ります。
　皆さん、叱られるのは嫌ですよね？でも叱られるような悪いことをしたら、叱られるのは当たり前なのです。だから、叱られないように、悪いことややってはいけないこと、人の迷惑になるようなことは「自分で、自分から」やらないようにしましょうね。
以上で、校長先生のお話を終わります。