7月 朝会(臨時)
2017年7月6日 09時50分本日は7月の朝会を、臨時で行いました。
最初に、東少年野球クラブが全国大会出場を決めたことを紹介し、全国大会での健闘を祈って、みんなで拍手をして声援を送りました。
続いて校長の私から、以下のような話をしました。
7月に入って一気に暑くなりましたね。夜も蒸し暑くて寝苦しく、なかなか寝られない人がいるかもしれませんが、こんな時こそ十分な睡眠をとって、疲れをとらないと体調を崩してしまいます。だから、規則正しい生活をとにかく心がけてください。
さて、今日は校長先生が皆さんにどうしてもお話ししておきたいことがあって、臨時の朝会を開いてもらいました。これから話すことを目と心でしっかり聴いて、一人一人が実行してほしいと思います。
前回、6月の朝礼で「人のいやがることをしてはいけません」という話をしましたが、先週から今週にかけて、誰かが嫌だなあと思うことが東小学校の中でたくさん起きています。
トイレでのいたずら、地域の大人の人や中学生に失礼なことを言う、友達同士のトラブルからけがをする、などです。トイレのいたずらは、そこを掃除している人や次に使う人が嫌な思いをします。失礼なことを言うのは当然相手の人が嫌な思いをします。トラブルや揉め事が起これば周りの人が嫌な思いをしますし、けがをすれば本当につらい思いをします。
そうしたことが起こってしまうのは、起こした人に欠けているのは、いったいなんでしょうか?
皆さんは、食事の時に手を合わせて、必ず「いただきます」と言っていますね。食べ終わったら、やはり手を合わせて「ごちそうさまでした」と言いますね。あれは何のためにしているのでしょうか?
実はあれは感謝の気持ちなんです。食事を作ってくれた人、食材を作ってくれた人、それを運んでくれた人、お店で売ってくれた人、に対する感謝の気持ちなんです。
そしてもう一つ、忘れてはならないのは命に対する感謝です。ちょっと難しい言葉ですが、人間はこの地球上の食物連鎖の頂点に立っています。人間は、人間以外の他の生きものの命を奪うことで、自分の命を保っているのです。自分が生きていくために、他の生きものの命を奪うしかないのです。
そうやって考えると、人間の存在そのものが、人間が生きていることそのものが、とても罪深いことだということになります。
だから、せめてもの罪滅ぼしにと、その命を「いただきます」と感謝の気持ちでいただくのです。
そんな人間が、生きていくためではなく他の生きものを殺してはなりません。刮目の庭の池にいる生きものだってそうです。
そんな人間は、自分一人で生きているのではないのだから、他の人に支えられ、他の命の犠牲の上に生きていられるのだから、常に感謝の気持ちを忘れてはなりません。
人間は、自分だけで、自分の思うままに生きてはいけないのです。感謝の気持ちを常に忘れず、周りの人を大切にしながら生きなければいけないのです。
自分はこの世の中で、周りの人によって、他の生きものによって、生きさせていただいている。その気持ちがあれば、他の生きものの命を奪ったり、他の人に嫌な思いをさせたり、できないはずです。
いいですか、皆さんは生きさせていただいているのです。だから、校長先生が言いたいのは、二つ、他の生きものの命をむやみに奪ったり、他の人に嫌な思いをさせてはなりません。
以上でお話を終わります。