「ピンクシャツデー」を行いました。 2017年2月24日 09時14分 今朝の子どもたちの登校風景です。 続きを読む ピンク色のものを身につけている子が、多いと思いませんか?本日は、6年生の有志が中心となって呼びかけた『ピンクシャツデー』を実施しました。『ピンクシャツデー』は、『いじめ反対運動』のことで、賛同者は、ピンクシャツを着たり、ピンク色のアイテムを身に着けたりすることで、『いじめ反対』のメッセージを送り意思表示する日です。袋井中学校の生徒会が取り組んでいるこの運動の話を聞き、本校でもやってみようと有志がプロジェクトを組んで取り組みました。 その起源は・・・2007年のカナダ・ノバスコシア州のハイスクールで、ある日、9年生の男子生徒、日本でいえば中学3年生が、ピンク色のポロシャツを着て登校したことでホモセクシャルだとからかわれ、暴行を受け、耐えきれずに帰宅してしまいました。 それを聞いた12年生の男子生徒ふたり、日本でいえば高校3年生が、「学生生活も最後の年、いじめなんてもううんざりだ!アクションを起こそう!」そう思ったそうです。そして、その日の放課後、二人はディスカウントストアへ行きピンクのシャツやタンクトップを50枚ほど買いこみ、その夜、クラスメートたちに学校のBBSやメールで呼びかけました。明日、一緒に学校でピンクシャツを着よう、と。 翌朝、ビニール袋に入れて持って行ったピンクシャツを校門で配り始めると、二人の目に映った光景・・・、それは、ピンクシャツを着た生徒たちが,次々と登校してくる姿。ピンクシャツが用意できなかった生徒は、リストバンドやリボンなど、ピンク色の小物を身に着けて登校してきました。二人の意思は一夜のうちに広まり、彼ら二人が呼びかけた人数より遥か多くの生徒たちがピンクシャツやピンク色のものを身につけ登校してきたことで、その日、学校中がピンク色に染まったそうです。そして後日、いじめられた生徒は、あのピンク色のポロシャツを再び着て登校してきました。 以来、現在にいたるまで、その学校でいじめを聞くことはないそうです。いじめに対抗しようと立ち上がった学生たちは、言葉や暴力でなく、行動で意思表示をしました。この行動がきっかけとなり、現在カナダでは毎年2月最終水曜をピンクシャツデ―とし、この日に、学校・企業・個人を含めた賛同者がピンクシャツを着て「いじめ反対」のメッセージを送っています。 学生たちが起こした行動は、地元メディアで取り上げられると、瞬く間にカナダ全土へと広がり、アメリカのトークショーやスペイン最大の新聞でも紹介されるなどして、現在も世界へと広がってます。本校での運動を進めたプロジェクトメンバーです。今日はピンクのものを身につけることだけでなく、いじめについての思いや、今日の感想などを最後に書く予定です。本校でも、いじめが撲滅できるといいなぁと思います。 閉じる