平成29年度卒業証書授与式
2018年3月20日 13時43分本日は平成29年度卒業証書授与式を挙行いたしました。
卒業証書授与。
呼名する担任。
卒業生は感謝の手紙を保護者に手渡します。
全45名に、卒業証書を手渡しました。続いて校長式辞。以下のような話をさせていただきました。
本校のシンボル、刮目の庭に桜がほころび、連翹、常盤満作、ユキヤナギと春を告げる花々も次々に咲き始めました。このよき日に、袋井市教育委員会育ちの森所長 鴻野元希(こうのもとき)様をはじめ、多くの御来賓・保護者の皆様の御臨席を賜り、卒業証書授与式が挙行できますことを心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
ただ今、45名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。今の皆さんの姿は、凜として輝いています。御家族の方々も、どんなにかお喜びのことでしょう。本当におめでとうございます。
私は一昨年の4月から、わずか二年間という短い皆さんとのお付き合いでしたが、皆さんが学校の教育目標「自分づくりに進んで挑戦する子」に向かって、自分で・自分から・自信をもってをキーワードに、たくましく、そして頼もしく学校生活を送っていた姿が印象に残っています。
通学班ではグループの先頭や最後尾を歩いて、本当に頼りになるお兄さん・お姉さんでした。水泳大会や陸上大会では、学校の代表として競技に臨み、多くの皆さんが自己記録を塗り替えました。児童会活動や委員会活動では、自分で自分からアイディアを出し、様々な新たな実践に取り組みました。
私が最も強く印象に残っているのは、皆さんが授業に取り組む様子です。自分の考えをお互いに出し合い、練り合い、高め合っていくその姿は、新学習指導要領が求めている、主体的・対話的で深い学びの姿そのものでした。そんな授業が成立していたのも、皆さんの人間関係がたいへんよく、お互いが相手を尊重し合い、みんなが安心できる学習環境が、自然と醸成されていたからだと思います。
小学校6カ年で、かくも立派に成長した皆さんですが、卒業した後も、一人一人の夢に向かって、夢の実現に向けて、まだまだ学び続けねばなりません。そんな皆さんの門出にあたり、私からは二つの言葉を贈りたいと思います。
今年は、江戸から明治に変わって150年目の節目の年に当たりますが、本校も明治5年に私立用行義塾として現在の地に学校ができて以来145年目に当たり、皆さんはこの学校の第145期生ということになります。これほどの歴史と伝統を持つ学校を卒業したんだということに、まずは誇りを持ってください。これが一つ目です。
次に、この145年の間に本校を卒業した卒業生の中には、社会で活躍している人がたくさんいます。修学旅行で皆さんは、東京の凸版印刷を訪問しましたが、その日本を代表する大企業の会長を務めていらっしゃる足立直樹さんもその一人です。
足立さんは、地域のボランティア組織の一つである「子ども刮目舎」や、昨年度から本校で始めた「子ども刮目デイ」に対して資金援助をしてくださっています。足立さんが現在の地位を得るまでには、足立さん自身が大変な努力をなさったからに違いありませんが、社会で成功した後も母校や故郷に対する感謝の思いを忘れずに、母校や故郷の役に立ててほしいと資金を提供してくださっているのです。
私は皆さんに「『ありがとうと言われる人』になりましょう」と常々話してきました。皆さんの大先輩である足立さんのようなお金の使い方ができる人、それもまた「ありがとうと言われる人」です。
これから皆さんは、それぞれ夢を持ち、その夢を実現するために人生を生きていくことになりますが、皆さん一人一人がその夢を実現し、それぞれ社会で活躍することを願っています。そして自分が得られた恵みや幸せを、人に分けてあげることができるような、「ありがとうと言われる人」になってください。それが皆さんに贈る言葉の二つ目です。
保護者の皆様、御家族の皆様、お子様の御卒業おめでとうございます。お子様の新たな門出を心からお祝い申し上げます。堂々と胸を張って卒業証書を手にしたたくましい姿に、これまでを思い起こし感無量のものがあろうかと拝察いたします。学校のことを楽しそうに話す姿に、笑顔で耳を傾けたり、つらいこと・苦しいことにぶつかったときに励ましたり、一緒に悩んだりしたこともあったのではないでしょうか。皆様が、子どもたち一人一人を温かい心で包み込み、ともに歩んできてくださったからこそ、今日という日を迎えることができました。卒業後も、子どもたちを変わらぬ愛で、包み見守っていただけたらと思います。
これまでの皆様の温かい御支援と御協力に、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
最後に御臨席賜りました地域の皆様、用行義塾145年の伝統に立った地域の力は、本校の安定した教育には欠かせないものです。卒業生に対する御厚情と、本校教育への日頃の御支援と御協力に、深く感謝申し上げます。今後とも卒業生を始め、本校の子どもたちを温かく見守ってくださいますよう、心よりお願い申し上げます。
では、卒業生の皆さん、袋井東小学校の卒業生としての誇りと刮目の精神を胸に、夢に向かって「自分で」「自分から」「自信をもって」挑戦していってください。皆さんの輝かしい未来を心から祈り、式辞といたします。
平成30年3月20日 袋井市立袋井東小学校長 寺田敦朗
管理者告辞・来賓祝辞と続き・・・
記念品授与、市からの卒業記念品です。
そしていよいよ「旅立ちの言葉」・・・
5・6年生一緒に歌う最後の校歌、そして「旅立ちの日に」の合唱。
最後は学年のテーマ曲「結」・・・
もう担任はめろめろです。
卒業生退場。
感動的ないい卒業式でした。
クラスごとの記念写真。
最後は、雨がぱらついていたため、昇降口までの廊下で卒業生を見送りました。