5月朝会 2017年5月8日 10時57分 GWが終わり、まさに本日から学校が「再開」したといった感じがします。子どもたちも先生や友達と久しぶりに「再会」したといった様子でした。そんな今日、朝会を行い全校児童が体育館に集まりました。 続きを読む 挨拶の後、校長から「聴く」ということについて話をしました。本格的な授業の始まる5月、しっかり先生や友達の話が聴けるようになることが大切だからです。最初に、手話の話を少ししました。多くの子どもたちが手話の意味がわかったようです。 みなさんは学校で勉強するとき、一番大切なことはなんだと思いますか?国語でも算数でも体育でも音楽でも、どんな授業でも一番大切なことです。 それは先生やお友達の話を「聴く」ということです。 高学年の人は知っていると思いますが、「聴く」という言葉にはいくつか漢字があります。 皆さんがよく知っているのは(聞く)この字だと思います。でも、お勉強の時に大切なのはこの「聞く」ではありません。もう一つの「聴く」です。それはこんな字を書きます。これも「聴く」と読みます。どちらも聞くということですが、この2つはどう違うのでしょう? この「聴く」はなんとなく聞くということではありません。一生懸命聴く、必死で聴くという意味です。学校のお勉強ではこの、ものすごく一生懸命聴くことが大切です。 ではどうやったらそういう聴き方ができるのでしょうか? それはこの聴くという文字の中にヒントがあります。この聴くという字を分解してみましょう。 まずここです。これは耳ですね。耳がちゃんと働くためには自分がおしゃべりしていてはだめですね。まず耳がちゃんと働くために、自分のおしゃべりはストップです。 次はこれです。横になっていますがこれを縦にすると目です。これはお話しを聴くときは話す人をしっかり見るということが大事だと言うことです。 最後はここ、これは心ですね。 心で聴くというのは、お話しをしている人のこと、お話しをしている中身を一生懸命考えることです。そして話している人に「わかったよ」とか「そうだね」と伝えてあげることが、心で聴くということです。そのためには頷いたり表情で伝えてあげるのです。 さぁ、この三つを合わせると勉強の時の上手な聴き方になります。つまり、「目と耳と心で聴く」ということです。これが勉強の時に一番大切な聴き方です。あなたはできていますか?子どもたちはしっかり、目と耳と心で話が聴けていました。 閉じる